こちらの記事は「web制作会社が求める「HTML/CSS/JavaScriptが出来る」とは何かを知ろう」の続きです。まだご覧になっていない方は先にそちらをご覧ください。
web制作会社が求める「HTML/CSS/JavaScriptが出来る」とは何かを知ろう求められているスキル・人物像が分かったところで、次はそれをどう伝えるかを考えましょう。
実際のwebデザインからコーディングした成果物を提出する
制作会社としては、「求める条件にすでに合致している人」もしくは「求める条件に、近い将来合致してくれるだろうと期待できる人」が応募してくれたらありがたいわけです。
つまり、
- HTML/CSS/JavaScriptが出来る、もしくは出来るようになりそう
- 新しい技術やクオリティアップのための関連知識に興味を持っている、もしくは持ってくれそう
- 適切にコミュニケーションを取りながら仕事が出来る、もしくは出来るようになりそう
ということが伝わる何かを持っていけばいいわけです。
その際に最も分かりやすく有効なのが、「実際のウェブデザインからコーディングした成果物」です。
例えば、実際にwebデザイナーの方がデザインしたものであったり、デザイナーの方が配布しているデザインをコーディングするということです。
制作会社が求めているのは「デザインをHTML/CSS/JavaScriptで再現できること」です。この「デザイン」は当然「案件で実際に制作されるデザイン」を指していますから、そのレベルのデザインをコーディングできないといけません。
だから、なるべく案件に近い状態でコーディングしたものを見せられたら良いです。
具体的には、上にあるものほどポートフォリオとしては質が高いということになります。
- デザイナーさんに発注したデザインをコーディング
- 配布されているデザインをコーディング
- 模写コーディング
- 自分のデザインをコーディング
デザインとコードが両方あって「このデザインをこういうコードで書いた」ことを示せるのが重要です。
価値で言えば、模写を複数枚見せるよりデザイナーさんに発注したデザインをコーディングしたもの1枚を見せる方が上です。
逆に、ポートフォリオサイトを自分でデザインして作ったとしてもそれ自体はあまり評価されないでしょう。「自分がコーディングできる範囲のデザインを作っただけ」とみなされてしまいます。
そういうわけで、実際のwebデザインからコーディングした成果物を作ってポートフォリオとしましょう。
このポートフォリオを作ることを一つの着地点として意識してみてください。